フットゴルフの2025年国内シーズンは、12月に群馬県太田市の鳳凰ゴルフ倶楽部で行われる2大会でクライマックスを迎えます。12月13〜14日開催の「フットゴルフジャパンツアー2025 ツアーチャンピオンシップ 2025」では、1月から続いた年間ツアーの最終戦として、男女や年代別など各カテゴリーの年間チャンピオンが決定します。翌週の12月20日には「全日本ジュニアフットゴルフツアー2025 supported by ジーク第6戦」が行われ、小学生と中学生のシーズン王者が確定します。
舞台となる鳳凰ゴルフ倶楽部は、冬芝の速さと硬さに加え、群馬特有の強い風が特徴で、ボールの転がりや距離感の読みが一段と難しくなるコースです。精度の高いキック技術、戦略、メンタルが総合的に試される環境のため、年間タイトル争いは最後まで予断を許さない展開となりそうです。ツアーチャンピオンシップは、2026年5月にメキシコ・アカプルコで予定される「フットゴルフW杯2026」の日本代表選考レースにも直結し、代表入りを懸けた重要な一戦として位置づけられています。
一方、ジュニアツアーは2021年にスタートし、サッカー経験の有無を問わず参加できる育成大会として運営されてきました。2025シーズン第6戦となる今大会までのシリーズ成績で、小学生と中学生のランキング上位選手がタイトルを争います。ジュニア選手は年間を通じて技術面と精神面の双方で大きく成長しており、最終戦では一打一打にシーズンの成果を込めたプレーが見込まれています。
フットゴルフはサッカーボール5号球を使い、ゴルフコースの9〜18ホールを回る競技で、2009年にオランダでルール化されて以降、現在は40カ国以上に普及しています。日本国内では2014年に協会が設立され、2025年3月時点でプレー可能なコースは約30カ所に増加しました。国際フットゴルフ連盟主催のワールドカップにはこれまで最大約1,000人(2023年・米フロリダ大会、39カ国)が参加するなど、世界的に競技人口と大会規模が拡大しています。
日本フットゴルフ協会が主催する「フットゴルフジャパンツアー」は、2014年の第1回大会から発展を続け、2016年にシリーズ化、2019年からは開催地やスポンサー名を冠した形式に移行しました。多くの大会は世界フットゴルフ連盟の「フットゴルフワールドツアー」にも組み込まれており、登録選手は国内大会の成績に応じて世界ランキングに関わるポイントを獲得できます。日本に拠点を置きながら、世界各国のトップ選手と競う仕組みが整っている点も特色です。
今後フットゴルフは、国際スポーツ連合団体(GAISF)のオブザーバー会員として、将来的なオリンピック正式競技入りを目指しており、国内外での普及と競技レベルの向上が進むかが焦点となります。2025年シーズンを締めくくる2大会で、年間王者と代表候補がどのような結果を残すかは、2026年のW杯や日本の競技発展を占う重要な材料になると見られます。
【大会情報】
フットゴルフジャパンツアー2025 ツアーチャンピオンシップ 2025
開催日:2025年12月13日(土)〜14日(日)
会場:鳳凰ゴルフ倶楽部(群馬県太田市)
全日本ジュニアフットゴルフツアー2025 supported by ジーク 第6戦
開催日:2025年12月20日(土)
会場:鳳凰ゴルフ倶楽部(群馬県太田市)
【協会情報】
一般社団法人日本フットゴルフ協会
所在地:埼玉県所沢市東新井町737-3 第3武井ビル3F
公式ウェブサイト:https://www.jfga.jp/
source: PR TIMES
