ドライバー人材サービスを手がける株式会社アズスタッフ(東京都新宿区)は、特定技能ドライバーの採用から入社までに約1年かかっていた従来のプロセスを見直し、面接から最短3か月での入社、入国後最短2週間での乗務開始を可能にするスキームを整えました。外国籍ドライバーの慢性的な人手不足に悩む運送会社にとって、採用リードタイムを大幅に短縮できる仕組みです。
特定技能ドライバーは、日本語評価試験N4レベルと技能評価試験の合格に加え、ビザ手続きなどで時間を要するため、採用から入社まで約1年かかるのが一般的でした。さらに、外国免許から日本免許へ切り替える「外免切替」は、試験の厳格化や予約混雑により最大6か月を要し、合格できなければ在留継続が難しいという高いリスクもありました。
同社は制度開始当初からネパールで教育事業を先行展開し、日本語N4と技能評価試験に既に合格している候補者を多数プール。これにより、企業からの依頼後すぐに選考を進められる体制を整えました。免許取得については外免切替を使わず、日本国内の教習所と連携した免許合宿方式を採用し、普通免許・大型免許を最短2週間で取得できるようにしました。これにより、不合格による帰国リスクを抑えつつ、運転業務開始前の給与負担期間の短縮にもつなげています。
アズスタッフは、全国1万3千社超の運送会社との取引実績を背景に求人を大量に確保しつつ、新規候補者の育成も継続する方針です。同社は今後、特定技能制度を活用した外国籍ドライバー受け入れのハードルを下げ、2024年問題で深刻化する物流業界の人手不足緩和に一層貢献できるかが注目されます。
【サービス情報】
外国人ドライバードットコム
アズスタッフ公式サイト https://azstaff.co.jp/
source: PR TIMES
