株式会社レグコンパス(東京都中央区)は、金融商品取引法上の「投資運用関係業務受託業」の登録を完了し、2025年11月1日から投資運用業者向けのコンプライアンス業務アウトソーシングサービスを開始しました。登録完了日は2025年11月19日で、国内外の投資運用業者を対象に、法令遵守体制の構築と運用を外部専門家として担います。

投資運用関係業務受託業は、2025年5月施行の改正金融商品取引法で創設された新制度で、投資運用会社のミドル・バックオフィス業務を外部委託できるようにする仕組みです。運用会社は、コンプライアンスや事務部門の人材を自社で多数抱えなくても登録要件を満たしやすくなるとされ、新規参入の障壁を下げる狙いがあります。政府は「資産運用立国実現プラン」で、投資運用会社数や運用残高(対GDP比)の増加を目標に掲げており、この制度はその具体策の一つです。

レグコンパスは、投資運用会社への新規参入支援と既存運用会社のコンプライアンス高度化・効率化を主なターゲットにしています。代表取締役2名はいずれも弁護士法人中央総合法律事務所のパートナーを兼務しており、金融規制やガバナンス分野での知見をサービスに生かすとしています。また、同社は平和不動産が運営する金融スタートアップ拠点「FinGATE」のパートナー企業となり、日本橋兜町エリアの金融系スタートアップのコンプライアンス支援も行います。

今後は、運用会社によるアウトソーシング活用が進むかどうかが制度定着の鍵となります。レグコンパスのような専門受託業者が増えれば、新興運用会社や海外勢の日本参入が後押しされる可能性がある一方、委託先のガバナンス水準や責任分担の明確化など、実務面での検証も求められます。

【サービス情報】

投資運用会社向けコンプライアンス業務アウトソーシングサービス

提供者:株式会社レグコンパス

所在地:東京都中央区日本橋兜町5番1号 FinGATE BASE 411

公式サイト:https://regcompass.co.jp/

source: PR TIMES

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