電動モペットを手がける株式会社ENNEは、ペダル付き一般原付「ENNE F750 Spec5」の発売を予告し、開発スケジュールが間に合えば特定原付モデル「ENNE F750 Spec4」と同時期に販売すると明らかにしました。Spec5には、複雑なコマンドを入力しないとアクセルが使えない「強制ダイエットモード」が搭載される予定です。

強制ダイエットモードは、例として「+-+-M-M++M」のような複雑な入力を行うことでアクセル機能を強制オフにし、ペダル走行を促すものです。面倒な操作であることを逆手に取り、いったん設定すると解除したくなくなる心理を狙った仕様とし、日常的にペダルをこいで移動することで運動量を増やす狙いがあります。一方で、急いでいる時や疲れている時には、コマンド入力によりアクセルをオンにして走行することも想定されています。

同社はあわせて、特定原付「ENNE F750 Spec4」を12月13日正午から先行販売するとしました。初期ロットは最大1225台で、価格は1~100台目が税込11万5,000円、101~500台目13万5,000円、501~1000台目15万5,000円、1001~1225台目17万5,000円と段階的に値上げされます。先行販売分が完売した後は、2026年4月以降に予定される通常販売で、予定価格38万4,000円での購入となります。

Spec4は特定小型原付に分類され、最高速度6km/hと20km/hの2モードに対応。車体重量は29kgで、20×4.0インチの太めのタイヤと前後フルサスペンションを備え、都市から山地までの走行を想定しています。航続距離は50~70km(体重や路面状況により変動)とされ、定格出力600W・瞬間最大1500Wのモーター、48V16Ahのバッテリーを搭載。車体最大荷重150kg、適用身長140〜210cmと幅広いユーザーをターゲットにしています。

ENNEは、特許取得済みのペダル発電機構を活用した特定原付シリーズや、急勾配でも減速しにくい「ENNE T600 GR」など、電動モビリティ分野で独自性の高い製品展開を強化してきました。今後、Spec5の正式な発売時期や価格、詳細仕様が示されれば、健康志向と電動モビリティ需要の両面からどこまで支持を集められるかが焦点となりそうです。

【商品情報】

ENNE公式ショップ

https://shop.ennegt.com/

source: PR TIMES

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