RFIDソフト開発を手がける株式会社ハヤト・インフォメーション（東京都新宿区）は、RFIDリーダとAIカメラを組み合わせた認識システム「MANICA Vision」シリーズを2026年1月から提供開始します。第1弾として、入退室時の不正通過を検知する「共連れ検知アプリ」と、在庫・検品時の読み漏れを防ぐ「カウントアプリ」の2種を展開します。
MANICA Visionは、既存のRFIDリーダにAIカメラを追加し、カメラ映像から人数や物品数を認識、それをRFIDの読み取り結果と照合する仕組みです。Raspberry Pi 5やAIアクセラレータHailo-8Lなどを用いたエッジAI処理により、クラウドやインターネット接続なしでリアルタイムに判定できる点が特徴です。個人情報を外部送信せずに処理できるため、セキュリティ面での導入ハードルも下がるとみられます。
共連れ検知アプリは、ゲートを通過した人数とRFID認証の回数を突き合わせ、1回の認証で複数人が通った場合にアラートを出します。セキュリティエリアやオフィス入退室管理での不正入室防止を想定しています。カウントアプリは、棚卸や出荷検品時にカメラで物品個数を数え、RFIDの読み取りタグ数と比較することで、読み漏れや過剰読み取りを即時に把握できる仕組みです。
同社は今後、製造現場での作業認識や物流倉庫の仕分け確認など、RFIDとAIを組み合わせたアプリケーションを順次追加し、20年以上のRFID開発実績を生かしてシリーズ拡充を図るとしています。
【製品情報】
MANICA Vision ソリューション紹介ページ
https://www.hayato.info/manica-vision/
source: PR TIMES