オフィス向け弁当サービス「社食DELI」の1日あたり販売数が、2025年11月に過去最多の1万5000食に達しました。東京都渋谷区のワオ株式会社が運営し、初期費用なしで導入できる“お弁当型社員食堂”として、出社率の回復とともに利用が急増しています。

新型コロナ収束後の「オフィス回帰」により、都心部では飲食店不足や価格高騰が再び顕在化しました。社食DELIは、オフィスの空きスペースで日替わり弁当を販売スタッフが対面提供する仕組みで、企業の福利厚生として導入が進んでいます。価格は1食350円程度からで、企業の補助制度を組み合わせることで、従業員の「喫食率」が大きく伸びたといいます。

毎日30種類以上の和洋中メニューに加え、人気ブランド弁当や有名店とのコラボ企画を拡充し、「特別なランチ」ニーズも取り込みました。物流面では新たな販売・配送拠点を開設し、配送体制を見直すことで、1日1万5000食規模の供給を支えています。

同社は今後、中小企業や未提供エリアへの展開、コラボ弁当の期間限定販売、無人販売モデルの強化などで、提供エリアと利用シーンを広げる計画です。オフィスランチを支える“インフラ”として、どこまで日常的な存在になれるかが成長の焦点となります。

【サービス情報】

社食DELI公式サイト https://www.shashokudeli.com/

source: PR TIMES

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