NTT都市開発株式会社は、豪州ビクトリア州で2つの新たな宅地分譲プロジェクト「Camerons Lane」と「Torquay」を進め、合計1,530区画の住宅用地を開発する計画です。Camerons Laneは約80.15ヘクタールで約1,300区画、Torquayは約32.6ヘクタールで約230区画の分譲を予定しています。

Camerons Laneプロジェクトは、メルボルン中心部から北へ約40キロメートル、車で約45分のビバリッジに位置します。2025年8月にビクトリア州政府が地区計画(Precinct Structure Plan)を制定しており、住宅や教育施設、公園、新たな高速道路インターチェンジ整備が盛り込まれました。メルボルンは人口・経済ともに持続成長が予測されており、同社は購入しやすい価格帯の住宅供給により、拡大する住宅需要の受け皿を狙います。

一方、Torquayプロジェクトは、州第2の都市ジーロングから南約20キロメートル、車で約20分のトーキーに立地します。サーフィンの名所やグレートオーシャンロードの玄関口として知られる自然環境に加え、周辺には教育・商業施設もあり、生活利便性とリゾート性を併せ持つエリアです。同社にとって初進出となる地域であり、近隣住民の住み替えや、住環境を重視するメルボルンからの移住者、リタイアメント層のニーズに対応した商品企画を検討するとしています。

NTT都市開発は2011年からビクトリア州で宅地分譲事業を展開しており、現地パートナーとの協業で実績を積み重ねてきました。今回の2案件により、豪州における事業基盤の一層の強化が進むとみられますが、計画内容は2025年12月時点のものであり、今後変更される可能性があるとしています。

【プロジェクト情報】

Camerons Laneプロジェクト:Lot 1, Camerons Lane, Beveridge, Victoria, Australia/総面積約80.15ha/住宅用地1,300区画予定

Torquayプロジェクト:35 Duffields Road, Torquay, Victoria, Australia/115 Grossmans Road, Torquay, Victoria, Australia/総面積約32.6ha/住宅用地230区画予定

source: PR TIMES

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