KDDIのブランド体験施設「GINZA 456 Created by KDDI」(東京・銀座)で、社会課題を学べる体験型イベント「繋宮(つなぐう)~わたしと未来をつなぐ神社~」が開催されています。空間デザインやデジタルコンテンツの設計・制作は、体験型コンテンツを手がける株式会社ワントゥーテン(京都市)が担当し、1階と地下1階を使った常設イベントとして展開します。

イベントは、若い世代に気候変動や地域課題など10種類の社会課題と、その解決手段としての通信・テクノロジーの役割を伝えることが目的です。会場全体を神社に見立て、来場者の導線を「認知・興味喚起」「撮影」「学ぶ」「体感・共有」の4段階にデザイン。各コンテンツを体験しないとノベルティがもらえない仕組みにし、回遊と学びを促しています。

主なコンテンツは、床と壁一面のプロジェクションマッピングで遊ぶ「繋宮すごろく」と、巨大タッチディスプレイで社会課題とその解決策を組み合わせる「繋宮ぱずる」の2種類のデジタルゲームです。クイズに正解すると進めるすごろくや、完成させると「解決の疑似体験」が得られるパズルにより、参加者は自然に社会課題と「つなぐチカラ」(通信・サービス・取り組み)を学べる設計となっています。体験後には、デジタル絵馬に「挑戦したいこと」を記入すると、特設サイトや館内ビジョンにリアルタイム表示され、意思表明の場としても機能します。

また、KDDIの取り組みをまとめた「繋宮瓦版/電子瓦版」や、体験で得たメダルと引き換える「繋宮御守り」(全10種のスマホステッカー)、「繋宮おみくじ」(全10種)といった持ち帰り要素も用意し、継続的な関心喚起を狙います。通信事業者によるブランド施設を活用した「神社×和の遊び×先端テクノロジー」という組み合わせは、学習コンテンツのエンタメ化を図る事例といえます。

今後、ワントゥーテンは万博パビリオンやスマートシティ向けコンテンツなどで蓄積したエクスペリエンスデザインとXR、AI技術を応用し、企業の社会課題発信や教育分野への展開を進めるとみられます。体験型イベントを通じた若年層への啓発手法として、この形式がどこまで定着するかが注目されます。

【イベント情報】

GINZA 456 Created by KDDI

東京都中央区銀座4-5-6

休館日 不定休

営業時間 10:00~20:00

source: PR TIMES

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