スマホ向けオンラインボードゲームアプリ「どこパ」に、石川県能登地方の伝統遊戯「ごいた」が2025年12月11日に追加されました。月間アクティブユーザー約31万人(2025年11月時点)の同アプリ上で、スマホアプリとしては初めてごいたのオンライン対戦機能が実装され、最大4人で完全無料の対戦を楽しめます。
ごいたは、能登町宇出津で江戸後期に生まれた2対2の協力型ゲームで、能登町指定無形文化財。駒の内容に関する会話が禁じられ、「無言の連携」でパートナーの意図を読み合う高度な心理戦が特徴です。近年は保存会設立や大会開催、カード化などで全国的な人気が高まり、「離れた友人や家族とも遊びたい」という要望がQdanに多く寄せられていました。
新タイトルは「能登ごいた保存会」がルールや挙動を完全監修し、地元で遊ばれている110点モードや、手役をあえて宣言しない戦略も再現。出せる駒の自動ハイライト、得点計算の自動化、駒残数表示などのアシスト機能により、初心者でも遊びやすく、同時に熟練者も納得できる設計としています。対戦は招待制のプライベートマッチ専用で、不特定多数との自動マッチングは行わず、子ども同士や家族でも安心して利用できます。
「どこパ」は2022年のサービス開始以来、「リバーシ」「将棋」など30以上のゲームを提供するプラットフォームとして成長してきました。今回のごいた実装により、震災後注目が高まる能登文化のデジタル継承にも寄与するとみられます。今後はオンライン対戦をきっかけに実物の盤駒でのプレイや能登観光への関心がどこまで広がるかが焦点となります。
【アプリ情報】
タイトル名:どこでもパーティーゲーム – どこパ –
対応端末:iPhone/Android
サービス開始日:2022年11月(ごいた追加:2025年12月)
価格:無料
公式サイト:https://dokopa.com
source: PR TIMES
