長野県白馬村が、ふるさと納税の返礼品として寄付完了から約3分で使える「リアルタイム発行リフト券」を導入しました。日本初とされるこの仕組みにより、年末の駆け込み寄付でも、大晦日に寄付して翌元日に“初滑り”を楽しむことが可能になります。

新サービス「さとリフト」は、特許取得済みのシステム(特許第7430439号)を使い、寄付と同時にリフト券へ電子的にチャージされる点が特徴です。新規利用者は、寄付後にスマホ画面へ表示されるQRコードをスキー場の発券機にかざしてリフト券を受け取り、そのままゲートへ進めます。一方、既に「ハクバカード」や村内スキー場のICリフト券カードを持つ人は、寄付完了と同時にカードへ自動チャージされ、到着後すぐゲートに直行できます。

背景には、2022年以降の物価高騰に伴うリフト券の全国的な値上げがあり、燃料費や人件費の上昇で若者や子育て世代の利用減少が懸念されています。「さとリフト」は、利用者には家計に配慮した選択肢を、スキー場には定価ベースの安定収入を、自治体には新たな財源をもたらす「雪山未来型」モデルとして位置づけられています。

白馬村はこのほか、紙のリフト券や村内約300施設で使える宿泊券、ブランド米「ミルキークイーン」、豚肉「はくばの豚」、デジタル地域通貨「アルプスPay」など、多様な返礼品をラインアップしています。即時性の高い「さとリフト」の導入により、直前予約の旅行者や年末の寄付需要を取り込みながら、冬の観光と地域経済の活性化につながるか、今後の利用状況が注目されます。

【ふるさと納税関連情報】

長野県白馬村ふるさと生活 https://hakuba.furusato-seikatsu.jp/

さとリフト公式サイト https://satolift.jp/

ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/city/product/20485

楽天ふるさと納税 https://www.rakuten.co.jp/f204854-hakuba/

ふるなび https://furunavi.jp/Municipal/Product/Search?municipalid=897

source: PR TIMES

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