伊那食品工業やユーグレナ、丸井グループなど多業種11社が、海藻や微細藻類の魅力を発信する「藻活(もかつ)プロジェクト」を開始しました。食物繊維やミネラルが豊富な藻類を日常的に取り入れることで、健康寿命の延伸や生活習慣病予防に役立てるとともに、生産効率の高さや二酸化炭素吸収源としての特性から、環境負荷の低い食生活モデルの構築を目指します。
日本では、わかめや昆布などの海藻が古くから食卓を支えてきました。藻類は必須アミノ酸を含むたんぱく質源でありながら低カロリーで、腸内環境を整える食物繊維も多く含まれます。近年は、単位面積当たりの生産量が高いことや、海中でCO₂を吸収する「ブルーカーボン」として注目され、健康と環境の両面で需要が高まっています。
プロジェクトでは、情報発信サイト「藻活.jp」を開設し、参加企業が監修したレシピや基礎知識を公開します。また、対象商品に「藻活」マークを付け、消費者が店頭で選びやすくする仕組みも導入します。2026年1月29日からは全国のピエトロレストランで「シーフードと海藻の和風サラダ」を提供するなど、外食や小売でのキャンペーン展開も予定されています。
医師の石原新菜氏が藻活アドバイザーとして就任し、わかめやめかぶ、もずくを日常の汁物やサラダに加えるなど、具体的な摂取方法も提案します。今後は11社の連携を生かし、新商品の開発や教育・啓発イベントなどを通じて、藻類を「もう一品」の定番食材として定着させられるかが焦点となります。
【商品・キャンペーン情報】
藻活.jp 情報発信サイト
藻活レシピ紹介
シーフードと海藻の和風サラダ(ピエトロレストラン、2026年1月29日提供開始)
藻活マーク付き対象製品(順次発売予定)
source: PR TIMES
