滋賀県草津市のスタートアップ・株式会社irodoriが、小規模スクール向けオーダーメイドDXクラウド「Palette(パレット)」の先行導入2次募集を開始しました。対象は学習塾やそろばん教室など5教室と、中小企業3社で、応募締切は2025年12月28日23時59分です。正式導入までの費用は0円とし、2026年2月の「Palette for Schools」、同年4月の「Palette for Business」本格リリースを目指します。

Paletteは、紙やExcel、LINE等に分散した生徒情報、出欠、請求、講師シフトなどを1つのクラウドアプリに統合し、各教室の運営ルールに合わせて画面や機能を組み立てる伴走型DXサービスです。一次募集ではMVP版の枠5教室が3日で満枠となり、その後は地域企業から社内システム開発の相談も寄せられたといいます。仕様書からのコード生成にAIを活用することで、従来は数百万円規模だったオーダーメイド開発を、月額4,980〜22,000円のサブスクリプションで提供可能にした点が特徴です。

料金プランは、基本機能を備えた「Standard」(月額4,980円)、外部ツール連携や高度な自動化に対応する「Advanced」(月額9,800円)、自社専用スマホアプリを初期費用0円で持てる「Enterprise」(月額22,000円)の3種類です。いずれも高額な初期費用は不要で、ヒアリングから試作品、無料トライアル、仕様調整を経て正式導入に進む5段階プロセスを採用します。

代表の寺田安来氏(立命館大学2回生)は、AI時代においても「現場の運用設計や例外処理のすり合わせはAIだけでは埋めきれず、小規模事業者ほど時間不足でDXから取り残されやすい」と指摘します。今後は、教室運営の雑務削減と業務標準化を進めながら、地方のスクールや中小企業にも導入しやすい価格帯でのオーダーメイドDXモデルとして、どこまでスケール可能かが焦点となりそうです。

【サービス情報】

Palette for Schools 公式サイト https://palette.irodori-group.co.jp

先行導入2次募集フォーム https://3000-ic7pwnrk5m898qreas3rh-02957671.manus-asia.computer/apply

source: PR TIMES

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