産業用ロボット向け教示装置「タブレットTP」が、2025年“超”モノづくり部品大賞で奨励賞を受賞しました。贈賞式は2025年12月11日、東京・千代田区の経団連会館カンファレンス国際会議場で行われ、日本の製造業の競争力向上に資する部品・部材の一つとして評価されたものです。
“超”モノづくり部品大賞は、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が主催し、経済産業省や日本経済団体連合会、日本商工会議所が後援する表彰制度です。第22回となる2025年は、日本の産業・社会の発展への貢献が見込まれる卓越した部品を選定しており、その中でダイヘンの「タブレットTP」が奨励賞に位置づけられました。
タブレットTPは、産業用ロボットの動きを教える「教示」を、タブレット型端末とAR(拡張現実)技術により直感的な操作で行える点が特徴です。従来主流だったボタン操作型ティーチペンダントと異なり、「誰もが簡単に操作できる」ことをコンセプトに、同社が蓄積してきたロボット制御技術とユーザーインターフェースのノウハウを統合して開発されました。
製造現場では熟練人材の不足が課題となるなか、ロボット操作のハードルを下げる技術は、自動化の導入促進や生産性向上に直結します。今回の受賞により、直感的なロボット教示というコンセプトが業界内で一定の評価を得た形であり、今後はより多様な生産ラインへの展開や、ソフトウエア更新による機能拡張などが進むとみられます。
【商品情報】
ロボット教示装置「タブレットTP」
ニュースリリース AR技術により直感的なロボット教示を実現「タブレットTP」を開発
https://www.daihen.co.jp/newinfo_2025/news_250407.html
第22回/2025年“超”モノづくり部品大賞 受賞部品一覧
https://award.cho-monodzukuri.jp/award2025/
source: PR TIMES
