神奈川県小田原市に、悲嘆(グリーフ)を抱える人が言葉で思いを表せる常設型「SKYグリーフシェアスポット」が2025年12月13日に開設されます。神奈川県西部で初の常設拠点で、同年11月に設立された一般社団法人SKYグリーフシェアの会(理事4人・監事1人)が運営します。

場所は地域密着型複合施設「TASCUL(タスカル)」(小田原市栢山2430)店内で、水曜定休・9時〜17時の営業時間中は誰でも無料で立ち寄れます。来訪者は、切符を模した「SKYグリーフ旅きっぷ」や、寄付制の「SKYグリーフシェアの絵馬」に、大切な人を失った経験や今の気持ちを書き込み、壁面に掲示して共有できます。絵馬は「さよなら(青・雲)」「ありがとう(赤・花)」「あいたい(黄・蝶)」の3種に分かれ、色とモチーフで感情の違いを表現します。

同会は、施設内だけでなくウェブ掲示板型の「WEB空間SKYグリーフシェア」も運営中で、フォームから投稿された言葉をオンライン上で公開しています。これにより、遠方在住者や外出が難しい人もスマートフォンなどから参加できます。

今後は小田原を拠点に、グリーフを学ぶワークショップや展示、企業も含め100件規模の参加を目指す「グリーフアクション100」を展開予定です。クラウドファンディングや賛助会設立も計画しており、リアルとデジタルの双方から、悲しみを分かち合う文化がどこまで地域と社会に根付くかが注目されます。

【施設情報】

名称:SKYグリーフシェアスポット

所在地:神奈川県小田原市栢山2430 TASCUL内

開設日:2025年12月13日

公式サイト:https://griefshare-sky.studio.site

source: PR TIMES

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