東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」で、映画『ラストマン -FIRST LOVE-』と体験型企画「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のコラボプログラム「ラストマン・イン・ザ・ダーク -FIRST LOVE-」が、2026年1月3日〜31日の期間限定で開催されます。1日6回、約90分の暗闇体験で、約1,000人の参加が見込まれています。料金は大人4,950円、学生2,750円、小学生550円(税込)です。

この企画では、完全に光を遮断した空間で、映画の主人公である全盲の捜査官・皆実広見が頼りにする「声・気配・距離感」を手がかりに進行します。参加者は、視覚障害のあるアテンドから、時計の文字盤に例えて方向を伝える「クロックポジション」の説明を受けた後、スマートフォンに届く高速音声の指示に従って移動するなど、物語の一端を自らの身体感覚で追体験します。

『映画ラストマン -FIRST LOVE-』は2025年12月24日に全国公開予定で、主演の福山雅治さんらが出演します。作中の全盲所作指導は、ダイアログ・イン・ザ・ダークの視覚障害者スタッフが担当しており、映画制作とソーシャルエンターテイメントが現場レベルで連携している点も特徴です。会場フロント壁面には、2025年12月15日〜2026年1月31日の間、大型ビジュアルが掲出され、視覚からも世界観へ誘導します。

暗闇体験プログラムは、1988年の発案以来、世界約50カ国で900万人以上、日本では30万人以上が参加してきました。視覚に依存しないコミュニケーションを学ぶ場としての実績を背景に、今回の企画が映画ファンと初来場者の双方に、障害理解や多様性への新たな気づきをもたらすかが注目されます。今後、映画公開後の反応次第では、類似のコラボレーションや地方開催へ広がる可能性もあります。

【イベント情報】

ラストマン・イン・ザ・ダーク -FIRST LOVE-

日程:2026年1月3日〜31日

会場:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」

住所:東京都港区海岸1丁目10−45 アトレ竹芝 シアター棟1F

予約:WEB事前予約制(https://lastman-did.studio.site)

source: PR TIMES

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