相続で遺産分割協議を経験した人のうち、73.8%が弁護士や司法書士などの「士業」に相談していたことが分かりました。相談先として最も多かったのは司法書士で33.0%、次いで弁護士が25.2%でした。調査は訳あり物件買取ナビが2025年11月4〜17日にかけてインターネットで実施し、20代〜60代以上の男女103人から有効回答を得ました。

遺産分割協議は、相続人全員で遺産の分け方を決める話し合いで、法律や税の知識が必要になる場面が多いとされます。相談先の内訳は、1位司法書士(33.0%)、2位弁護士(25.2%)、3位家族(17.5%)、4位税理士(15.5%)、5位行政書士(3.9%)でした。士業を利用した理由として、トラブル防止や手続きの安心感が挙げられ、一方利用しなかった人からは「費用をかけたくない」「親族に詳しい人がいた」といった声が出ています。

協議で何を優先したかを尋ねると、「被相続人(亡くなった人)の意向に従う」が27.2%で最多、「法定相続分の通りにする」が23.3%と続きました。ほかに「手続きのしやすさ」「平等に相続する」「相続人全員が納得できる」など、家族関係の悪化を避けたい意識がうかがえます。今後、相続件数の増加とともに、紛争防止のための専門家活用と、遺言書作成など生前の備えの重要性が一層高まるとみられます。

【調査データ】

調査対象:相続で遺産分割協議をしたことがある人

調査期間:2025年11月4日〜11月17日

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:103人(女性52人/男性51人)

source: PR TIMES

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