ロボティクスAIスタートアップのリアルワールド(RLWRLD)は、米国シリコンバレー・マウンテンビューで開催された「Nebius Robotics & Physical AI Awards」において、ファウンデーションモデル(Robot Brains and Runtime)部門で1位となりました。世界約60カ国から250社以上、約300チームが参加し、そのうち約50チームが決勝に進出する中での最高位で、副賞として15万ドル(約2,300万円)のNebius AI Cloudコンピューティングクレジットを獲得しています。
同アワードはNASDAQ上場のAIインフラ企業Nebius(NASDAQ: NBIS)が主催し、AI半導体大手NVIDIAがインフラパートナーとして協力する初開催のグローバル大会です。審査にはNVIDIA、OpenAI、グローバルロボット大手ABB、ベンチャーキャピタルのKhosla VenturesやAccelなどの専門家が参加し、技術の独創性や商用化可能性を厳しく評価しました。総額150万ドル(約2.3億円)規模のインフラ支援が提供される大規模イベントとされています。
リアルワールドは、人間並みの手指動作と認知能力をロボットに実装するPhysical AI向けファウンデーションモデルを開発しており、2024年設立ながら米国・韓国・日本を拠点に事業を展開しています。高精度4D+マルチモーダル産業データを学習させた独自モデルを強みとし、韓国および日本の製造企業とパイロットプロジェクトを進行中です。
同社は今回の成果を足掛かりに、グローバルパートナーシップの拡大と、開発したファウンデーションモデルをヒューマノイドロボットなど多様な産業用途へ適用する商用化フェーズを加速させる方針です。東アジア発のロボットAI企業として、今後は製造・物流分野を中心に、実運用での導入件数や生産性向上効果など具体的な成果が、世界市場での評価を左右すると見込まれます。
【企業情報】
RLWRLD公式サイト https://www.rlwrld.ai/ja
source: PR TIMES
