自律的にタスクをこなす「AIエージェント」に焦点を当てたイベント「AIエージェント博 by AI博覧会」が11日に東京・御茶ノ水で開幕し、初日の来場者数は2,331人となりました。想定来場者3,500人(2日間)のうち、初日だけで約7割が集まった形で、ビジネス活用を模索する企業担当者らで会場は終日混雑しました。
会場の御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター2階には、AI関連ソリューションを扱う50社がブースを出展し、100製品超を紹介しました。生成AIや大規模言語モデル(LLM)、マルチモーダルAIなどの基盤技術に加え、議事録作成や需要予測、外観検査など具体的な業務への適用例が提示され、自律型AIが「概念」から「実装」段階へ進みつつある様子がうかがえました。
カンファレンスは2日間で30講演以上を予定。この日はSnowflake合同会社がデータ基盤とAIエージェントの連携事例を紹介したほか、セールスフォース・ジャパン、代々木アニメーション学院、ADLAYによるパネルでは、CRM(顧客管理システム)とAIの組み合わせによる営業改革が議論されました。Notion Labs JapanはAIエージェントとの協働による新しいチーム運営の姿を示し、みずほフィナンシャルグループや日清食品ホールディングスは、金融・食品分野でのデータ統合とAI活用の具体的なプロセスを共有しました。
イベントは12日が最終日で、パーソルホールディングスやPKSHA Technologyなどの登壇も予定されています。自律的に動くAIエージェントは、今後の人手不足対策やホワイトカラー業務の効率化を左右する技術と見られており、来場企業による本格導入が進むかどうかが今後の焦点となります。
【イベント情報】AIエージェント博 by AI博覧会
会期:2025年12月11日(木)~12日(金)10:00~18:00(最終日は17:00まで)
会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター2F(東京都千代田区神田駿河台4-6)
想定来場者人数:3,500名/出展社:50社・約100製品以上
公式サイト:https://aismiley.co.jp/ai_hakurankai/aiagent-haku/
source: PR TIMES
