不動産事業を展開する株式会社ADワークスグループ(本社・東京都千代田区)は、2026年1月1日付の役員人事として、現専務取締役でサステナビリティ推進室室長を務める金子幸司氏を取締役とする人事を決定しました。同社は同人事を2025年12月12日付で公表しています。
金子氏は現在、専務取締役として経営執行を担うとともに、サステナビリティ推進室室長としてESG(環境・社会・ガバナンス)対応を主導してきました。2026年1月1日以降は取締役として経営監督を中心とした役割に移る形となり、組織体制の見直しと経営ガバナンスの再構築が進められるとみられます。
同社によると、金子氏は2026年3月25日に開催予定の定時株主総会終結時をもって、取締役としての任期を満了し退任する予定です。株主総会は上場企業に義務付けられた年次の会議で、取締役の選任や報告事項の承認などを行う場であり、同氏の正式な退任時期を画する節目となります。
1886年設立のADワークスグループは、東証プライム上場企業として、2025年時点で資本金62億8,300万円の事業基盤を持ちます。今回の役員人事は、サステナビリティ経営の継続と、世代交代を見据えたガバナンス強化の一環と受け止められそうです。今後、同社がどのような新体制で中長期の成長戦略とESG対応を進めるのか、次回株主総会での取締役体制の公表が注目されます。
source: PR TIMES
