加賀温泉郷で、美と祈りをテーマにした企画展が2本開催されます。山代温泉の「魯山人寓居跡 いろは草庵」では2025年11月6日から12月7日まで「魯山人と燕台」を実施し、入館料は一般560円。山中温泉の「加賀依緑園」では2025年12月9日から2026年1月7日まで「府玻杏 展 -祈りの景色-」を開き、一般600円です。
「魯山人と燕台」は、北大路魯山人を支えた金沢の粋人・燕台との関係に焦点を当て、燕台の書と魯山人の作品を並べて紹介します。会期中に一部展示替えも予定され、開館は9時〜17時(最終入館16時30分)、休館日は水曜(祝日除く)です。
「府玻杏 展 -祈りの景色-」は、蝋纈染め(ろうけつぞめ=蝋で防染して模様を出す染色技法)の作家・府玻杏氏の個展で、掛け作品やタペストリーなど約25点を展示予定です。日本の「筆」とジャワ更紗の「チャンチン」を併用する制作手法に加え、2024年1月1日の能登半島地震(最大震度7)の翌朝に見た朝焼けを題材にしたシリーズも扱います。開館は10時〜18時(最終入館17時30分)、休館日は木曜(祝日の場合は営業)です。
秋冬の滞在型観光が増える時期に、温泉地の美術鑑賞を組み合わせた周遊が進むかが注目されます。
【イベント情報】
魯山人寓居跡 いろは草庵(石川県加賀市山代温泉18の5番地)2025年11月6日(木)~12月7日(日)9:00~17:00 水曜休館 https://iroha.kagashi-ss.com/
加賀依緑園(石川県加賀市山中温泉南町ロ87番地1)2025年12月9日(火)~2026年1月7日(水)10:00~18:00 木曜休館 https://kagairyokuen.jp/
source: PR TIMES
