日本精工（NSK）は2025年度のCDP評価で、気候変動分野の情報開示が最高評価「Aリスト」に初めて選ばれました。水セキュリティ分野も上位評価の「A-」でした。CDPは環境情報開示を集める国際的な枠組みで、2025年は世界で2万2,100社超が回答しています。評価はガバナンスやリスク・機会、事業戦略、目標などで8段階に格付けされ、Aリストは回答企業の上位約4％に当たります。NSKはカーボンニュートラルを経営の柱に据え、サプライチェーン全体でCO2削減を進めています。中期計画MTP2026ではFY2035にScope1+2（自社の燃料使用と購入電力由来）のカーボンニュートラルを掲げ、FY2017比でFY2026に排出量半減を目標化しました。省エネや再生可能エネルギー導入の結果、FY2024のCO2排出量は42万トンとなりFY2026目標を前倒しで達成しています。今後はSBT認定の取得も通じ、科学的根拠に基づく削減を強め、2050年ネットゼロに向けた取り組みの信頼性向上が焦点となります。
【関連情報】
CDP評価の自社発表ページ https://www.nsk.com/jp-ja/company/news/2025/selected-for-cdp-s-highest-rating,-the–a-list,-in-climate-change-disclosure-/
source: PR TIMES