福島県南相馬市小高区と浪江町を拠点に酒造りを行うhaccoba(ハッコウバ)が、復興庁主催の令和7年度「『新しい東北』復興・創生の星顕彰」を受賞しました。旧避難指示区域での事業継続に加え、JR常磐線・小高駅の無人駅舎を活用した醸造所兼パブリックマーケットの開業など、創造的復興への取り組みが評価された形です。

同社は2021年2月に小高で醸造所を設立し、2023年7月からは浪江でも醸造を展開しています。扱うのは日本酒の新ジャンルとして位置づける「クラフトサケ」で、伝統的な“どぶろく”文化の発想を現代的に再解釈した酒づくりを特徴とします。受賞を受け、代表の佐藤太亮氏は地元住民や生産者、チームへの感謝を述べ、品質向上を通じて地域の魅力発信につなげたいとしています。今後は、被災地での拠点運営と流通・発信の強化が、地域経済への波及の焦点になりそうです。

【関連情報】

復興庁「令和7年度『新しい東北』復興・創生の星顕彰」選定結果 https://www.reconstruction.go.jp/topics/m25/11/202511131716378999.html

haccoba 公式サイト/オンラインストア https://haccoba.com

source: PR TIMES

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