オリンパスは12月15日、コーポレートVC「Olympus Innovation Ventures(OIV)」の新ファンド「Fund II」を組成し、投資枠を総額1億5000万ドル(約235億円)に拡大するとした。従来比で出資規模を3倍に広げ、消化器科・泌尿器科・呼吸器科向けメドテックのスタートアップを世界で支援する。投資対象はアーリーステージからグロースまでで、医療機器、診断、デジタルヘルス(医療をITで支える仕組み)を含む。OIVは2021年10月の設立以降、AIワークフローや術中のがん検出向け画像用薬剤など9件に投資してきた。運営は引き続き米Cerity Partners Venturesの支援を受け、M&Aや提携につながるパイプライン構築も狙う。今後は資金だけでなく臨床・技術知見や医療機関ネットワークを併せ、投資先の事業化と市場展開の加速が焦点となる。
source: PR TIMES
