KnowBe4 Japanは11月20日、TODAホール&カンファレンス東京で「KnowBe4 Japan Forum 2025 ~AI時代のセキュリティ文化~」を開き、CEOブライアン・パルマ氏らが登壇しました。顧客基盤は世界7万社以上で、AI防御エージェントは6つを市場投入済みと説明しています。

基調講演でパルマ氏は、AIを企業活動を左右する技術と位置づけ、従来の「セキュリティ教育」や「ヒューマンリスクマネジメント(人起因のリスク管理)」を、人とAIエージェントを含む働き手全体を対象にする「ワークフォース・トラスト・マネジメント」へ拡張したと述べました。

CISOアドバイザーのロジャー・グライムス氏は、成功したサイバー攻撃の70〜90%がソーシャルエンジニアリング(心理的誘導)によるとし、フィッシングキットの82%がAI搭載だと指摘しました。2026年末までにAIが攻撃の主流になるとの見通しを示し、防御側もAI活用でリスク削減効果が手動の2〜3倍になると語りました。

事例として日本航空とTOPPANホールディングスが社内の文化醸成や人材育成を紹介し、AI時代は「立ち止まり検証する」運用設計が焦点になりそうです。

source: PR TIMES

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