三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行は2025年12月15日、国内機関投資家向け新ファンド「MUFG US Direct Lending Fund I」の運用を始めました。米国の中堅企業向けシニア・ローン(担保順位が高い融資)を中心に分散投資し、ミドルリスク・ミドルリターンを狙います。対象は米国プライベート・クレジット市場のダイレクト・レンディングで、銀行としての融資基準や融資条件に合致する案件に投資する点を特徴とします。市場ではプライベート・クレジット・ファンドが先行する一方、規制に準拠した資金の出し手として銀行や米国地方銀行の役割も大きいといいます。三菱UFJ信託銀行にとって本ファンドは、2022年のオセアニアM&Aファイナンス、2023年の国内M&Aファイナンスに続く3本目で、米国ダイレクト・レンディング特化は初となります。今後は、ファンド設立を通じた投資機会の創出を進め、資産運用の拡大に向けた取り組みを続ける見通しです。
source: PR TIMES
