群馬県みなかみ町とラッシュジャパン、日本自然保護協会は2025年12月15日、みなかみ町(2017年にユネスコエコパーク登録)を舞台に、生物多様性の保全・再生と循環型地域経済、自然に根差した解決策(NbS)を一体で進める「自然と人がめぐるリジェネラティブパートナーシップ協定」を結びました。協定期間は締結日から1年間で、通知がない限り自動更新です。
同町は利根川源流域として流域約3,000万人の暮らしを支える水を育む地域で、三者は①生態系の調査・モニタリングなど保全・普及啓発②地域資源を持続可能に使う循環型サプライチェーン③水源涵養や環境教育にもつながるNbSの実践を柱に据えます。背景には、ラッシュが2018年から日本自然保護協会と連携し、みなかみ町産大豆と湧水を生かした豆腐を化粧品8種類に採用し、約8年間で調達規模を7倍に拡大した実績があります。間伐材由来の木屑を活用したギフト包装紙も、2020年頃から55の国と地域で使われ、調達規模は約20倍になりました。
今後は、赤谷の森での「赤谷プロジェクト」を土台に、原材料調達を生物多様性回復につなげるモデルづくりと、地域課題解決へ展開可能なNbSの実装が焦点になります。
【関連情報】
赤谷プロジェクト https://www.nacsj.or.jp/activities/project/akaya/
日本自然保護協会(記事ページ) https://www.nacsj.or.jp/media/2025/12/59141/
source: PR TIMES
