ドキュメンタリー映画『Returnees（リターニーズ）元こども兵 それぞれの再起』が2026年初春、渋谷・ユーロスペースほかで公開されます。舞台はアフリカ東部ウガンダで、元こども兵たちと、日本のNPOが行う社会復帰支援の現場を2年にわたり記録した作品です。上映時間は102分、5.1ch音響での上映に対応します。監督・撮影・編集は菊地啓さん、製作は日本電波ニュース社です。
中心人物のひとりは、10歳で誘拐され強制結婚を経験したパスカリーナさん（25歳）で、支援を受けながら人生の再建を模索する姿を描きます。支援側として登場するのは、ウガンダ北部で20年間、元こども兵の社会復帰を支えてきたNPO理事の小川真吾さん（50歳）です。教育機会の不足やトラウマが復帰の壁になるなか、3年に及ぶ訓練プログラムで自尊心の回復と生計手段の獲得を後押しする過程を追います。
公開後は、元こども兵の再統合に必要な「長期支援」の実像が国内で共有され、支援のあり方を考える議論につながるかが注目されます。
【映画情報】
作品名 Returnees（リターニーズ）元こども兵 それぞれの再起
公開 2026年初春
上映館 渋谷・ユーロスペース ほか
上映時間 102分
公式情報 https://ndn-news.co.jp/dvd/5182/
source: PR TIMES