薬局向けAIを手がけるロジロジ(茨城県つくば市)は、薬剤師と患者の会話データに処方データ(今回と過去)を組み合わせ、生成AIで薬歴原案を作る情報処理技術の特許(第7627976号)を取得した。出願は2024年1月10日、登録日は2025年1月30日。

技術の核は「新医薬品データ」と「旧医薬品データ」を時系列で対比させ、処方変更(追加・削除・変更)を文脈としてAIに理解させる点にある。音声認識で誤りやすい医薬品名は、連携した処方データを参照する「精度向上プロンプト」により自動補正し、SOAP(主観・客観・評価・計画)形式などの文章生成を支援する。

同社は本特許を起点に、精度向上や薬局業務知識の活用など関連5件(特願2025-008108ほか)を出願済みとしており、今後は多層的な特許群の構築と、将来的なクロスライセンスを含む技術提供も視野に普及を進める方針です。

source: PR TIMES

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