商船三井は2025年12月16日、シンガポール最大規模の食品コールドチェーン物流会社Commonwealth Kokubu Logistics(CKL)に資本参画したと発表しました。CKLはアジア最大級の倉庫「8 Jalan Besut」を運営し、収容能力は約90,000パレット、延床面積は47,495㎡です。
CKLはシンガポール西部ジュロン地区で多温度帯(常温・冷蔵・冷凍)対応の倉庫2拠点を運営し、外食・小売向けに保管や配送を受託しています。ITを活用した高密度運用と24時間体制での倉庫運営により、配送を含むサービス品質を高めているといいます。最上階には高さ45mの完全自動倉庫エリアも導入されています。
商船三井は中期方針「BLUE ACTION 2035」に沿い、人口増加と経済発展で需要拡大が見込まれる東南アジアで、安定収益が期待されるロジスティクス事業を拡大する狙いです。CKLもシンガポールで築いた基盤を生かし、周辺国への展開を計画しており、今後は域内ネットワーク拡充が焦点になります。
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商船三井ニュースリリース(2025/12/16)https://www.mol.co.jp/pr/2025/25085.html
source: PR TIMES
