加藤製作所は110t吊りオールテレーンクレーン新型「KA-1100R」の販売を開始しました。発売は2025年12月で、標準小売価格は税別1億9,000万円から、年間販売目標は12台です。環境面では欧州排出ガス規制Stage Vに適合するDaimler製エンジン(最高出力340kW、最大トルク2,200N・m)を搭載し、尿素SCRとDPF(粒子状物質を捕集する装置)を組み合わせた後処理で排出を低減します。国交省の「低騒音型建設機械」指定も得ました。安全面では左側方をレーダー検知する側方衝突警報を標準化し、LEDヘッドライトの自動点灯も追加しています。クレーンは最大ブーム長51.3m・最大作業半径48m・最大地上揚程52.2m、ジブ装着時は最大作業半径57.7m・最大地上揚程72.3mです。キャリヤは電子制御リヤステアリング(5モード)や全輪フルエアーディスクブレーキを採用し、油圧系フィルタは従来比約4倍の耐久性をうたいます。今後、環境規制強化や現場の安全要求を背景に、高能力機の更新需要取り込みが焦点になりそうです。

【商品情報】

製品名:KA-1100R

発売:2025年12月

価格:税別19,000万円より

公式:https://kato-works.co.jp

source: PR TIMES

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