イプソスが世界30カ国23,772人に行った調査で、日本は「自国のインフレが通常の状態には戻らない」と答えた人が51%となり、対象国で最多でした。30カ国平均26%の約2倍で、次点のオランダとの差は18ポイントでした。

同調査で「今後1年で自分の生活水準が上昇する」と見込む日本人は10%にとどまり、30カ国で最も低い結果です。一方、「低下する」とした割合は38%で、トルコ、フランスに次いで3番目に高く、家計の先行きへの悲観が目立ちました。

家計管理についても「快適に暮らしている」「まぁまぁうまくやっている」とする日本人は20%で、30カ国平均37%を17ポイント下回りました。さらに2024年11月比で5ポイント低下しており、生活実感の悪化が示されています。今後は物価動向に加え、実質賃金や政策対応が家計マインドをどこまで改善するかが焦点になりそうです。

source: PR TIMES

Share.