テンポスホールディングスの子会社サロングラフは12月17日、「美容室×撮影スタジオ×ヘアメイク事務所」を一体化した新モデル「salongraph(サロングラフ)」の全国展開を始めました。推し活やSNS向け撮影需要が拡大する市場規模は同社資料で1715億円とし、個人の撮影から企業の広告制作までをワンストップで受ける設計です。
施設は①美容室併設の撮影スタジオ②ヘアメイク常駐のレンタル撮影スタジオ③ヘアメイク事務所(キャスティング)を統合し、プロフィール撮影、EC・SNS用コンテンツ制作、広告撮影などに対応します。専門用語のキャスティングは、撮影に必要な人材(モデル等)を案件に合わせて手配する仕組みです。
背景には、美容師法の運用強化などを踏まえた「顔に触れる行為」の資格要件への意識の高まりがあるとし、同モデルでは美容師免許保有者のみがヘアメイクに従事する運用を掲げます。あわせて新卒の美容師国家資格保有者を対象に、6カ月・648時間の座学(OFF-JT)と現場実習で育成する「SGアカデミー」も開講しました。今後は提携美容室・提携スタジオの募集や、美容専門学校での説明会ツアーなどを通じて拠点と人材の拡大を進める方針です。
source: PR TIMES
