大阪府泉大津市は11月5日、市立旭小学校体育館で避難所受付のデジタル化を体験する実証を行い、住民・職員86人が参加しました。避難者役の評価で「スムーズだった」は、運転免許証100%、Webフォーム98%、マイナンバーカード95%、LINE69%でした。受付はカードリーダーでの身分証読み取り、QRからのWeb入力、LINE公式アカウント経由の3方式を用意。カードリーダーは「待ち時間が短い」68.2%、「手順がわかりやすい」48.5%、Webフォームは「待ち時間が短い」66.7%、「手順がわかりやすい」60.4%、「家族単位の登録がスムーズ」37.5%が理由として挙がりました。職員側もカードリーダー受付でマイナンバーカードは100%、運転免許証は約80%がスムーズと回答し、紙の避難者カード入力も87%が肯定的でした。名簿人数を基に避難所の混雑を自動で可視化する仕組みもあり、災害対策本部の状況把握の迅速化が論点になります。今後は、評価が相対的に低かったLINE経路の操作性改善や、災害時の通信環境を踏まえた運用設計が焦点です。
【イベント情報】
泉大津市立旭小学校 体育館
大阪府泉大津市昭和町2-27
source: PR TIMES
