Trip.comのAI分析ランキング「Trip.Best」によると、2025年の日本人海外旅行先は韓国やタイなど近距離都市の人気が続き、行き先選びは「無理のない価格で満足度の高い体験」重視が強まっています。トップ10圏外でもベトナムのダナンはホテル閲覧数が前年比122%増、ホーチミンは89%増、タイのプーケットは52%増と伸びました。観光は「見る」から体験に没入する方向へ移り、タイ関連検索では「お得感」「異文化体験」「リゾート」などのキーワードが前年同期比71%以上増加。心身のリセット需要も拡大し、自然や静けさに関する検索は48%増です。情報収集では60%が食関連コンテンツを閲覧し、郷土料理やカフェなどが旅の動機になっています。利便性面では直行便、日本語対応、清潔さなどを示すタグのクリック率が68%増。ホテルは平均検討期間6.4日で、「温泉ホテル」検索が8%と多い一方、予約は「眺望の良いホテル」が14%で最多でした。アクティビティは閲覧で「おすすめ観光スポット」62%が最多で、予約は当日38%、1日前16%と直前化が目立ちます。今後は近距離圏を中心に、体験価値と手間の少なさを両立する商品設計が競争力を左右しそうです。
source: PR TIMES
