三菱商事とSAMURAI ARCHITECTSは、インドネシア・BSD Cityで進む複合開発「Hiera」（総開発面積約108ha）で、画像生成AI体験と因果分析ツール「CALC」を組み合わせた顧客調査の実証（PoC）を2025年8月25日から実施しました。狙いは、戸建住宅のモデルハウスの内外装デザインと販売マーケティングの最適化です。
Hieraは公共交通指向型開発（TOD）を掲げ、住宅に加え商業施設や学校、病院、公園、交通結節点などを統合するスマートシティ構想です。参加者は対話を通じ理想のインテリア等を画像化し、簡易アンケートと合わせて個別の「ライフスタイルブック」を受け取ります。収集データは生成画像のメタ情報、プロンプト・対話履歴、設問回答を統合し、クラスタリングと因果分析で「興味を左右する要素（素材・配色・レイアウト、価格・面積感など）」の構造を可視化します。分析にはクウジットが技術協力しCALCを使用。今後、抽出した傾向を次期仕様や訴求設計に反映し、データに基づく住宅開発の精度向上が見込まれます。
source: PR TIMES