青森県弘前市の果樹農業法人・もりやま園は12月、農林水産物の加工・流通・販売で地域資源に付加価値を生む取り組みを表彰する「第10回6次化大賞」でグランプリを受賞しました。受賞対象は、廃棄されがちな摘果りんごを主原料にしたシードル(りんごの発泡酒)「テキカカシードル」です。摘果りんごを「収穫できる果実」にするため防除体系を5年かけて再構築し、工場建設と酒造免許取得を経て、さらに3年の試作で商品化した点が革新性と市場性の両面で評価されました。商品は330mlボトルなどで展開し、ノンアルコールを含めて計10種を用意しています。未利用資源の活用により資源循環型モデルを示した形で、今後は飲食店向け展開や地域果樹産業の持続性向上への波及が注目されます。

source: PR TIMES

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