2025年10月31日〜11月7日に国内の従業員1000人以上企業のIT/DX部門401人を調べたところ、システムやサービスの安定性・信頼性に「リスクを感じない」は2.5%にとどまり、97.5%がソフトウェア品質リスクを認識していました。主な懸念は情報セキュリティ・データ管理65.3%、停止時の業務・顧客影響62.6%、障害対応コスト48.1%です。

一方でテスト自動化率60%未満が64%を占め、手動中心36.4%、40〜60%が27.7%となりました。自動化中心(70%以上)は15.2%、100%自動化は3.7%で、結合・システム・受入など後工程ほど自動化が遅れやすいとされています。品質を「最重要経営課題/経営リスク」とみる回答は50.6%で、こうした組織ほどAI搭載型のテスト自動化を本番運用し、KPIを経営会議でレビューする傾向が示されました。人材面では約9割が課題を抱え、不足要因は人手41.8%に加え組織体制39.7%、計画的に進めにくい33.5%とスキルギャップが目立ちます。生成AIコードが障害リスクを高めると感じる人は55.4%で、重要性が増したは71.5%でした。今後はAIエージェント活用に前向きが69.3%(導入済み27.9%)で、ガバナンスと自動化投資の進展が焦点になりそうです。

source: PR TIMES

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