ヤンマーホールディングスは12月17日、フェイガーとフィリピンで創出されるJCM(二国間クレジット制度)クレジットの売買契約を結びました。稲作農家に水管理技術AWD(田んぼを一時的に乾かす手法)を導入し、温室効果ガス排出を削減した成果をクレジット化し、ヤンマーが購入します。プロジェクトはフェイガーが共同開発者として、国家灌漑庁(NIA)やフィリピン稲研究所(PhilRice)と連携し、設計・モニタリング・発行を主導します。クレジットは、ヤンマーの省エネや再エネ化でも残る排出(残留分)のオフセットや、顧客のカーボンニュートラル支援に活用する方針です。両社はAWD普及に加え、保険・融資・農機導入支援など生計面の効果も段階的に組み合わせ、現地の適応力と生産性向上を狙います。今後はフィリピン国内でのプロジェクト拡大を進め、農業分野の脱炭素化を後押しするとしています。

source: PR TIMES

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