SyntheticGestalt(東京都新宿区)の化学AIデータエコシステム構築に向けた調査事業が、経産省とNEDOのGENIACで採択された。100種の標的タンパク質に対し10万〜20万件規模のFEP計算データを集約し、従来「数時間〜数日」かかる結合親和性推定をAIで「数秒」へ短縮、計算を3万〜10万倍高速化するとしている。FEPは分子とタンパク質の結合強度を物理シミュレーションで高精度に予測する手法で、1化合物あたり約24〜72GPU時間の計算負荷が課題とされてきた。国内トップ企業8社が協力し、既存の世界最大級に対し約10倍規模のデータ基盤を目指す。今後はデータ整備の進展次第で、創薬や農薬、化学製品のシミュレーション主導開発の実装範囲が広がる見通しだ。

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採択結果公表ページ https://www.nedo.go.jp/koubo/CD3_100408.html

source: PR TIMES

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