医療業界でヤングケアラーの理解を広げるため、メディパルホールディングスと子会社メディセオ、日本イーライリリー、埼玉県上尾市は2025年10月8日、上尾中央総合病院で医療従事者向けセミナーを開きました。参加は医師・看護師など40人で、実施後アンケートでは「ほとんど理解できた」が85%、「大変有意義だった」が88%でした。

ヤングケアラーは、本来大人が担う家事や介護を日常的に担い、学業や就労に影響が出ることがある子ども・若者を指します。医療機関は当事者と接点を持ちやすい一方、気づきや適切な支援先への接続が課題となるため、基礎知識と地域の支援体制を共有しました。上尾市は全国に先駆けて「ヤングケアラーコーディネーター」設置などを進めており、登壇者は市の現状と支援の取り組みも説明しました。

アンケートでは半数以上が「今後も学ぶ機会に参加したい」「気にかけたい」と回答し、35%が「支援先をさりげなく渡したい」としました。今後は今回をモデルに官民協働の取り組みを拡充し、医療現場と支援機関の連携強化を通じて地域で見守る仕組みづくりを進める方針です。

【イベント情報】

名称:ヤングケアラーについて学ぶセッション

日時:2025年10月8日(水)18:00~19:00

場所:上尾中央総合病院(埼玉県上尾市)

source: PR TIMES

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