集合住宅に設置され、導入から20〜25年が経過した宅配ボックスの筐体をそのまま使い、制御基板や操作パネルだけを最新システムへ置き換えて「クラウド型スマート宅配ボックス」として運用できる新サービスの開発が始まりました。対象は老朽化で故障が増え、保守部品の不足が課題となっている既設機です。全撤去・全交換では造作工事費や廃棄費用がかさみやすい一方、本方式は壁を壊さず短工期でIoT化・クラウド管理化を狙います。操作部はAndroid搭載タッチパネルなどに更新し、スマホアプリ連携で空き状況の確認や解錠操作、到着通知、遠隔での稼働把握を可能にして誤配リスクの低減も見込みます。メーカーを問わず幅広い旧型機種に対応し、必要に応じて汎用電気錠への換装も行う方針です。今後はクラウド経由API連携を前提に、配送ロボットからの自動解錠・預け入れなど外部システム連携へ拡張していく計画です。
source: PR TIMES
