大阪府河内長野市は、民泊の運営ルールを定めた「民泊の適切な管理により良好な住環境を保全する条例」を制定しました。都道府県および保健所設置市以外では全国初の条例制定とし、施行日は2026年2月1日です。狙いは、騒音やごみなど住民トラブルの未然防止と、住環境の維持です。
条例は、民泊事業者に市との事前協議を求め、市が施設の把握と必要な指導を行えるようにします。あわせて、事業開始前に周辺住民へ運営内容を説明することも求め、理解促進を図ります。市は住民向けに通報専用窓口を設置し、苦情や相談に早期対応するとしています。
また、違法または管理不十分な民泊を確認した場合、許可権限者である大阪府に速やかな是正を求め、悪質なケースでは事業者名を公表すると明記しました。今後は特区民泊や新法民泊(住宅宿泊事業法に基づく民泊)の実施可能エリアについても規制を行う予定で、運用の具体化が焦点になりそうです。
source: PR TIMES
