東京・上野恩賜公園で初開催の「東京クリスマスアドベントin上野公園」で、画家の鳥越一輝氏が会場内13棟の木造小屋(ヒュッテ)の壁面に描いた作品が公開され、幅6mと3mの壁画群をつなぐと全長約90mの大作となります。会期は2025年12月25日まで、時間は11:00~22:30です。

同イベントは福岡発のクリスマス行事として累計1,200万人が訪れた実績があり、東京開催では買い物や飲食の動線上にアートを置くことで「偶然の鑑賞体験」を狙います。鳥越氏は前衛美術「九州派」の系譜に連なる表現として紹介され、荒々しい筆致と独自技法「beyond stroke」(筆致を拡張する制作手法とされる)で空間を包む構成です。13作品は個別鑑賞もでき、昼夜や混雑状況で見え方が変わる点も特徴といいます。

今後は、回遊型イベントに大規模アートを組み込む試みが、集客だけでなく文化体験の接点拡大につながるかが注目されます。

【イベント情報】

東京クリスマスアドベント in 上野公園

会場:上野恩賜公園 袴腰広場(東京都台東区)

会期:2025年12月25日まで

時間:11:00~22:30

公式サイト:https://christmas-advent.jp/ueno/

source: PR TIMES

Share.