働く女性の8割以上が、生理痛やPMS、更年期症状など女性特有の健康課題で仕事に影響を感じていることが分かりました。調査はアプリ「ルナルナ」などで2025年10月31日~11月4日に実施し、有効回答は3,601件です。影響の頻度は「よくある」23.5%、「たまにある」61.1%で、具体的には「集中力・判断力が低下」84.6%、「業務の質が下がった」56.8%でした。

一方、症状を理由に仕事を休んだ経験は33.7%にとどまり、休み方は「有給」51.4%が最多で、「生理休暇(有給・無給合算)」は17.4%でした。生理休暇を使わない理由は「制度がない」42.5%、「心理的抵抗」21.0%が上位です。健康課題で転職・退職・異動などを実際に行った人は10.7%で、検討経験は16.1%でした。就職・転職時に健康課題への理解がある職場を重視する人は約8割にのぼります。妊娠・出産に伴い働き方を変えたいと考えた人は約7割で、時期は「妊娠中(産休前)」が51.3%、実際に勤務時間変更20.1%、退職19.3%、転職11.4%など約6割が実行しました。今後は、制度整備に加え、職場内の心理的ハードル低減や理解促進が、就労継続と人材確保の観点からも課題になりそうです。

source: PR TIMES

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