動画制作会社のCLIP（東京都渋谷区）は、切り抜き動画を月間1万本規模で安定制作できる社内インフラを整備しました。地上波番組や大型IP、広告案件で月数百〜数千本の同時並行運用に対応し、制作量の拡大を狙います。背景には、切り抜きの成果が単発の話題化よりも投稿本数や試行回数、データ量に左右されやすい点があります。同社は累計4万本超の制作データを基に、制作フローを再設計しました。新体制ではシーン抽出や仮編集、タイトル案作成をAIが担い、人が最終調整と品質管理を行います。さらに「伸びた尺・ジャンル・編集」の結果を次の制作へ反映するデータ運用を採用し、未公開・番組素材を想定したログ管理などのセキュリティ面も整えたとしています。今後は多言語の切り抜き展開やスポンサー連動型広告モデルの構築を進め、運用領域の拡張を目指します。
【企業情報】CLIP 公式サイト https://clip.dev/
source: PR TIMES