木製玩具メーカーのニチガン(東京都豊島区)は、節句人形メーカーのふらここ(東京都中央区)向けに、木の雛人形「ころん」のOEM生産を手掛けた。対象年齢は3歳以上で、節句人形分野では珍しい欧州玩具安全基準「CE」を取得している。収納箱と飾り台を一体化した構造で、飾り付けと片付けの手間を減らした点が特徴です。
ふらここは2008年に創業し、赤ちゃん顔の節句人形などで支持を広げてきた。一方で、雛人形が高価格化し「観賞用」に偏り、子どもが触れて遊ぶ機会が減っていることを課題としていたという。そこで平安時代の「ひいな遊び」を現代的に再解釈し、家族で触れて遊べる木製雛人形として商品化した。ニチガンは1929年創業で、木製玩具・雑貨の製造ノウハウを生かし、複数回の試作対応などで製品化を支援したとしている。
今後は、ふらここが木製の五月人形(兜飾り)の制作も視野に入れており、木製節句人形のラインアップ拡大が進む可能性があります。
source: PR TIMES
