ダスキンはサステナビリティERP「booost Sustainability」を導入し、グループ約1,200拠点のサステナビリティ情報の運用を開始しました。Scope1・2・3や水、廃棄物など環境関連項目の集計・管理を効率化し、開示対応の高度化を狙います。背景には、社内の環境数値管理システムを1999年から運用してきた一方で、インフラ老朽化により刷新が課題となっていたことがあります。さらに、ISSB(国際的な開示基準)と整合するSSBJ基準が2025年3月に公表され、有価証券報告書でのサステナビリティ情報開示が段階的に義務化される見通しです。採用理由として、将来のデータ収集範囲拡大に対応できる拡張性や、多拠点・海外対応を含む導入実績を挙げています。今後は算定の精緻化やデータガバナンス(データ統制)の強化を進め、経営判断に資する基盤づくりが焦点となりそうです。

source: PR TIMES

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