エアバス・ヘリコプターズは2025年12月、インドネシアのデラゾナ・ヘリコプターズへ同社初となる中型多用途ヘリコプター「H160」を納入しました。H160がインドネシアで運用されるのは初めてで、東南アジアのエネルギー業界でも初導入となります。機体は洋上輸送(海上施設への人員輸送)を中心に、多目的任務や民間旅客輸送での活用が予定されています。H160は次世代機として、安全性と快適性の向上を目標に設計された機体で、警察任務、捜索救難救助、救急医療、VIP輸送など幅広い用途に対応します。すでに日本を含むブラジル、カナダ、フランス、英国、米国など複数国で運用実績があるとされ、厳しい運用要件が想定されるエネルギー分野での採用拡大が注目されます。今後は、同地域の洋上輸送の更新需要や安全運航の高度化を背景に、同クラス機の導入判断へ影響を与える可能性があります。

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Airbusニュースリリース(英語)https://www.airbus.com/en/newsroom/press-releases/2025-12-derazona-helicopters-becomes-southeast-asias-first-energy-operator

source: PR TIMES

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