年末の多忙期に翻訳が間に合わず、品質確認の時間も不足する「納期リスク」が2024年の企業現場で目立った。翻訳・多言語支援のイニシエイト(名古屋市)が2024年に対応した案件を分析し、依頼が短期間に集中する実態と改善策を整理した。対象はIR資料、技術資料、契約関連文書などで、チェック工程の圧縮や担当者不在が重なると、納期優先か品質優先かの選択を迫られやすいという。機械翻訳は普及する一方、用語統一や文脈判断、最終表現の品質は人の判断が必要で、繁忙期ほど修正・差し戻しのリスクが増えるとした。対策として、翻訳自体は人が担い、用語チェックや表記揺れ検出など周辺作業をAIで補助する「人×AI」の役割分担により、年末年始でも品質を落とさず納期を守る体制を構築してきたという。2025年に向け、速さと正確さの両立には分業設計の最適化が重要になる見通しだ。
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source: PR TIMES
