小説家の京極夏彦氏の長編小説『猿』が、2025年12月22日にKADOKAWAから発売されました。定価は2,200円、全368頁で、電子書籍も同日に配信されています。物語は同居人の「猿がいる」という一言を端緒に、不安と違和感が現実を侵食していく展開で、舞台には岡山県山中の限界集落が設定されています。

本作はシリーズ外の新作で、雑誌「怪と幽」で2024年8月刊〜2025年8月刊(vol.017〜vol.020)に連載された内容に、大幅な書き下ろしを加えて書籍化されたものです。装幀は坂野公一氏(welle design)が担当し、金の箔押しで角度により「猿」が現れたり消えたりする仕様とされています。ホラー人気の高まりを背景に、「恐怖」や「恐ろしさ」の正体を小説としてどう掘り下げるかが焦点です。

今後は、紙と電子の同時展開により読者層の拡大が見込まれ、装幀を含む作品体験が話題化するかが注目されます。

【商品情報】

作品情報ページ https://www.kadokawa.co.jp/product/322408001786/

公式HP「大極宮」 https://www.osawa-office.co.jp/

source: PR TIMES

Share.